福岡県の助成を受けて福岡の伝統工芸品を設置しました。


令和4年度 「福岡の伝統工芸品」を中心としたおもてなし空間創出事業費補助⾦(福岡県商工部観光局観光政策課)を利用して、福岡県の伝統工芸品を購入しました。
株式会社シスコムの小倉オフィスが入居するビルエントランスに、これらの伝統工芸品を展示します。
設置場所: メディックス三萩野 1階エレベータホール(福岡県北九州市小倉北区香春口1-13-1)
設置備品: 大川総桐箪笥コレクションボード(2台)、福岡積層工芸ガラス置物(梟、兜)、古上野焼椀、上野焼茶器セット(2セット)
設置日付: 2023年2月25日



大川総桐箪笥コレクションボードの設置風景



1階入り口からエレベータホールの風景(エントランス)


桐里工房 作 大川総桐箪笥
https://kirikoubou.com/

大川総桐箪笥(福岡県知事指定特産工芸品:昭和61年度指定)は、大川家具の開祖、榎津久米之介が船大工の技術を生かして、天文5年(1536年)に指物を始めた「榎津指物」が起こりとされている。文化9年(1812年)榎津長町に生まれた田ノ上嘉作は、久留米の細工職人に弟子入りし箱物の製作を習得して帰郷、箱物製作を始める。帳箪笥・衣装箪笥が19世紀中頃から生産され始め、明治ごろから大川独特の形となった。



有限会社マルティグラス 作 福岡積層工芸ガラス
http://multiglass.co.jp/

約90年前から製造されている「福岡積層工芸ガラス」は、「マルティグラス(Multiple Layer Glass=多層積層硝子)」の名前で広く県民に親しまれている工芸品です。性質の異なる素材を何層にも重ねるのが特徴で、高い透明度、豊かな曲線、そして代々受け継がれる130種類もの鮮やかな色から生まれる装飾品や食器は、人々の目を楽しませてくれます。


上野焼宗家 十時窯元本家 第13代 十時開次 作 古上野焼茶椀
https://www.crossroadfukuoka.jp/traditional-crafts/13714
梶原窯 作 茶器セット(2組)
http://www.aganoyaki.or.jp/kajiwaragama/

上野焼は徳川将軍家茶道指南役の大名茶人・小堀遠州ゆかりの国焼で、遠州好みの茶陶「遠州七窯」の一つとして伝えられています。遠州は、千利休、古田織部と続いた茶道の本流を受け継いだ日本三大茶人の一人で「綺麗さび」という華麗で優美な茶風を創り上げました。